正しい日常生活
睡眠
就寝中に、皮膚に十分な血液が流れる事により、髪の毛の成長が行われます。 また、PM11:00~AM2:00は新陳代謝が最も活発な時間帯といわれ、古い細胞から新しい細胞に再生されます。 夜ふかしをすると、新しい毛髪を作り出す細胞(毛母細胞)の分裂が低下するため、髪の毛の成長を妨げます。 出来るだけ早寝を心掛け、十分な睡眠をとる事が大切です。
運動
適度な運動は、全身の血液の流れを良くします。頭皮や髪に栄養を届けるために血行が良くなり、新陳代謝も活発になることで、頭皮の発毛環境を整え、細胞の再生が行われます。 おすすめは有酸素運動です。
有酸素運動の種類
ジョギング・ウォーキング・水泳など
効果的なペース
週3~5日 1日に20分~30分程度が理想的です。
※負担をかけてしまうと、活性酸素や乳酸等の疲労物質が蓄積されてしまうので、逆効果になってしまいます。
食生活
動物性タンパク質:肉類・魚類・卵・乳製品
毛の主成分は、ケラチンというタンパク質で出来ていますので、良質なタンパク質を十分に摂る事が大切です。
※摂りすぎると、内臓脂肪の増加や血中のコレステロールが高くなり、血液や血管の劣化の原因になりますので、動物性タンパク質の摂り過ぎには注意してください。
植物性タンパク質:大豆製品・豆腐
発毛を促すヨードを含む食品
ワカメ・昆布・貝類
血管や頭皮を丈夫にする・抗ストレス作用のビタミンCを含む食品
にんじん・ピーマン・ほうれんそう等の緑黄色野菜
オレンジ等の柑橘類
血行を促し、栄養を運ぶビタミンEを含む食品
ナッツ類・ゴマ・玄米・植物油
皮脂分泌抑制や新陳代謝を促すビタミンB2・B6を含む食品
ビタミンB2:緑黄色野菜・レバー・大豆・乳製品
ビタミンB6:マグロ・カツオ・サバ・肉類・キャベツ・バナナ
髪のハリやツヤを良くするコラーゲンを含む食品
山芋・レンコン・納豆
喫煙
タバコには、ニコチンの作用で血管を収縮させる働きがあります。
一酸化炭素が血液中のヘモグロビンと結合し、酸素運搬能力を低下させ、酸素が不足します。髪に次のような影響を及ぼします。
- 血行が悪いと頭皮の血液循環が悪くなり脱毛の原因になります。髪は体の中で、一番最後に栄養が届くので、十分に行き届かなくなります。
- 髪の成長速度が遅くなり、毛の寿命が短くなります。
- ビタミンCを破壊する作用があります。
- ビタミンCを過度に消費してしまうため、ビタミン不足になります。
- 代謝機能を正常にする働きを持つコラーゲン生成が低下し、頭皮が弾力性を失い、硬くなり、薄毛の原因になります。
体や髪のためにも、禁煙を心掛ける事をおすすめします。
飲酒
適量のアルコールは、全身の血流を良くしたりストレスを解消する事には良いです。 必要以上の飲酒は、肝機能が衰え、肝臓で体内でタンパク質が作る事が出来ず、毛の成長を妨げてしまいます。 毛が徐々に細くなり、抜け毛の原因になります。
飲酒は適量を心掛けましょう。
ストレス
過度のストレスは、自律神経を刺激し、ホルモンバランスを崩し、毛細血管を収縮させます。そのため、血流が悪くなり、十分に栄養が行き渡らないので、毛髪の成長を妨げてしまいます。自分なりのストレス解消方法を見つけ、ストレスを溜めない様にする事が大切です。