シミ取りレーザー
(ピコレーザー およびQスイッチレーザー)
正常な細胞にダメージを与えることなく、メラニン色素のみを破壊し、安全・確実にシミを除去します。照射部分はかさぶた(かさぶたにならないこともあります)になり、それがやがて剥がれ落ちると、皮膚が再生されキレイな肌へ生まれ変わります。照射後約1~2週間は患部に肌色のテープを貼り、日焼け止めを塗って紫外線から保護します。また、大きなもの以外はほとんど一度の施術で除去することが可能です。
当院ではシミ取りレーザーの治療として「ピコウェイのピコレーザー(ピコスポット)」と「メドライトC6のQスイッチレーザー(Qスイッチスポット)」を採用しています。
シミの種類、深さ、肌質・体質などによって、治療計画は異なります。皮膚科専門医の診断により、使用するレーザーを決定し、効果的なオーダーメイド治療を行います。
施術の特長
- シミ・肝斑治療外来として豊富な臨床試験と高い技術があるので、安心・確実な施術を受けられます。
- 大きなもの以外はほとんど一度の治療でシミの除法が可能です。
- 内服や美白クリームを併用し、徹底したアフターケアで施術後をフォローします。
施術概要
お化粧 | 治療部位には小さなテープを貼っていただきますが、その他はいつものようにしていただけます。 |
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痛み | 輪ゴムで軽く弾かれた程度です。 |
所要時間 | シミの大きさや個数によります。 |
施術回数 | 状態や大きさにもよりますが、大きなもの以外であれば1度の治療にて除去することが可能です。(約2週間後経過観察のため再診いただきます。) |
症例※効果には個人差があります。
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施術前 -
施術後(直後)
シミ取りレーザー1回 -
施術後(2日後)
シミ取りレーザー1回 -
施術後(1週間後)
シミ取りレーザー1回 -
施術後(1ヶ月後)
シミ取りレーザー1回
- 施術前
- 施術後(1週間後)
シミ取りレーザー1回 - 施術後(1ヶ月半後)
シミ取りレーザー1回
- 施術前
- 1回施術後(5ヶ月後)
シミ取りレーザー1回+CO2レーザー(脂漏性角化症)1回参考価格:114,400円 ※施術当時
副作用:発赤、ひりつき、水疱、痂皮、火傷、色素沈着が起こる場合があります。
- 施術前
- 施術後(2週間後)
- 施術後(3ヶ月後)
シミ取りレーザー1回参考価格:22,356円 ※施術当時 ※外用別途
副作用:火傷、炎症、炎症後色素沈着が起こる場合があります。施術の流れ
カウンセリング・診察
ご希望の治療箇所をご相談して特定します。施術後のケアが重要ですので、あらかじめその点をお伝えします。
施術
施術部位にレーザーを照射します。一瞬、輪ゴムで軽く弾かれたようなパチッという感じがして、白く膜をかぶせたようになり、徐々に赤くなっていきます。
アフターケア
・1~2週間ほど薬を塗り続けていただき、テープも貼っていただきます。
・その後テープははずし、色素沈着を防ぐために美白剤入りのクリームを塗っていただきますが、日焼けは避けてください。この上からお化粧をしていただいても結構です。施術詳細
当院では、シミの治療にピコレーザーと Qスイッチレーザーを使い分けて施術を行います。
ピコレーザーとQスイッチレーザーではパルス幅とメラニン色素へのアプローチ方法が異なるため、1人1人異なるシミの種類を見極め効果的なオーダーメイド治療を行います。
また、ピコレーザーの複数の照射方法(ピコスポット・ピコトーニング・ピコフラクショナル)、Qスイッチレーザーの2種類の照射方法(Qスイッチスポット・Qスイッチトーニング)を組み合わせたコンビネーション治療を行うことも可能です。
レーザーは、メラニン色素に吸収されるので、正常な細胞にダメージを与えることなく治療ができます。破壊されたメラニンはターンオーバー(表皮の入替わり)とともに排出されるか、マクロファージという白血球の一種に食べられてなくなります。
ピコレーザーとQスイッチレーザのアプローチの違い
ピコレーザー Qスイッチレーザー パルス幅 ピコ秒 ナノ秒 光熱反応 ◎ ◎ 光音響作用 ◎ ○ 薄いシミ ◎ ○ 濃いシミ ○ ◎ 肥厚したシミ △ ◎ ※ピコレーザーは、Qスイッチレーザーでは効果が難しい(レーザーが反応しづらい)薄いシミにも効率的にアプローチできます。また、照射時間が短いため、痛みが少なく炎症後色素沈着などのリスクも低いことが強みです。
逆に、大きな物質をターゲットにするのが苦手のため、肥厚したシミはQスイッチレーザーの方が有効です。ピコレーザー(ピコウェイ)は、厚生労働省の薬事承認と、アメリカFDA(米国食品医薬品局) の承認を受けているピコ秒のレーザーです。
効果の高いレーザーでありながら肌への負担を抑え、従来のレーザーではアプローチできなかった薄いシミやそばかすなどを早く・きれいに治療することができる
次世代型レーザーです。
ピコ秒とは、レーザー機器から出るレーザー光の時間の長さを表しており、今まで最速だったナノ秒レーザー(従来のレーザー機器)の、更に1兆分の1秒の速さで照射することが可能になりました。ピコウェイは数あるピコ秒レーザーの中でも、現時点(2024年10月時点)では世界最短のパルス幅(730nm/246ピコ秒)を有しておりメラニンを狙い撃ちする高い破壊力を持つ一方で、周辺部へのダメージは最小限に抑えることができるピコレーザーと考えられています。
また、ピコレーザーには、目的によって異なる3つの照射方法があります。
《ピコレーザー3つの照射方法》
・ピコスポット
高出力のレーザーを気になるシミやそばかすにピンポイントで照射して除去する。・ピコトーニング
低出力のレーザーを顔全体に照射することで、肝斑・くすみ・肌質改善する。・ピコフラクショナル
レーザーで皮膚に点状の微細な穴をあけ、全体的なシミ、そばかす、くすみを改善する。また、真皮層のコラーゲン産生を促進させることで、皮膚のハリ感が向上し、小じわ・たるみ毛穴などが改善する。副作用
治療後に火傷、炎症、炎症後色素沈着する場合があります。