クリニックでの肝斑治療!肝斑の原因や飲み薬などの治療法について
肝斑ができる原因は?飲み薬などによる治療法や日常生活で意識したい食事なども解説
肝斑は、頬骨の高い部分や額、口の周りなどに、左右対称に淡い褐色のシミとして現れるのが特徴です。紫外線や女性ホルモンの影響、摩擦による刺激などが原因で発症すると考えられています。
「肝斑を隠すために厚化粧になる」「自分に自信が持てない」「人と会うのが億劫になる」など、見た目やコンプレックスなどに影響を及ぼすケースも少なくありません。
肝斑の改善を目指す場合は、医師による適切な診断と治療を受けることが重要です。こちらでは、肝斑ができる原因や肝斑の治療法、肝斑の改善で意識した食生活などについて解説します。
肝斑ができる原因とは?
肝斑の出現には、主にホルモンバランスの乱れ、ピルの服用、摩擦による炎症などが関わっていると考えられています。特に女性は、妊娠・出産や更年期など、ライフステージの変化に伴うホルモンバランスの変動によって肝斑が生じやすい傾向にあります。
ホルモンバランスの変化
妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンの分泌が活発になり、出産後には急激に減少します。また、40代半ば以降の更年期にも女性ホルモンの分泌量は低下していきます。これらのホルモンバランスの大きな変化が、メラニン色素を作るメラノサイトを刺激し、過剰にメラニンを生成することで肝斑を引き起こすといわれています。具体的なメカニズムは未だ解明されていませんが、女性ホルモンと肝斑の関連性は多くの研究で示唆されています。
ピルの服用
避妊や月経困難症の治療などに使われるピルの服用をきっかけに、肝斑が出現することもあります。ピルに含まれるエストロゲンがメラニン色素の生成を刺激して、肝斑を引き起こすと考えられています。また、すでに肝斑がある場合、ピルの服用で状態が悪化する可能性もあります。
メイクやスキンケアによる摩擦
肝斑は、摩擦による刺激がメラノサイトを活性化し、メラニン色素を過剰に生成すると考えられています。そのため、頬骨の高い部分など、日常的にメイクやスキンケアで摩擦が生じやすい部位にできることが多いです。例えば、メイク時は、ファンデーションの厚塗りやパウダーを重ね塗りする際に、スポンジやブラシで強く擦ることで摩擦が生じます。洗顔時にゴシゴシと擦ったり、洗浄力の強いクレンジング剤を使用したりすると、肌への負担が大きくなります。また、タオルの素材が硬い場合も摩擦が起こりやすいです。さらに、化粧水や乳液、クリームなどを塗布する際、強く擦りつけるように塗ると摩擦が生じます。
肝斑の治療法

肝斑の治療法はさまざまです。ここでは、代表的な治療法をご紹介します。自分に合った治療法を見つけるために、医師との相談も重要です。
塗り薬
ハイドロキノン
メラニン色素の生成を抑える作用がある塗り薬です。「肌の漂白剤」と呼ばれることもあります。肝斑を薄くしたり、予防したりする効果が期待できます。ただし、刺激が強い場合もあるので、医師の指示に従って使用することが大切です。
トレチノイン
ビタミンA誘導体で、肌のターンオーバーを活性化し、メラニン色素の排出を促します。また、コラーゲンの分泌を高める効果も期待できます。ハイドロキノンと併用して使用することが多いです。
飲み薬による肝斑治療
肝斑の治療には、飲み薬が用いられることも多いです。
トラネキサム酸の働きと効果
トラネキサム酸は、抗プラスミン作用を持つ成分です。肝斑の発生には、メラノサイトを活性化するプラスミンという酵素が関わっていると考えられています。トラネキサム酸は、このプラスミンの働きを抑えることでメラニン生成を抑制し、肝斑の改善を促します。
一般的に、トラネキサム酸は2ヶ月程度の服用で効果が現れ始めます。
ビタミンCの働きと効果
ビタミンCは、抗酸化作用を持つ成分です。紫外線やストレスなどの影響で発生する活性酸素は、メラニン生成を促進し、肝斑を悪化させる要因となります。ビタミンCは、この活性酸素を除去する働きがあり、メラニン生成を抑え、肝斑の改善をサポートします。また、ビタミンCには、メラニン色素を還元する作用もあり、すでに生成されたメラニンを薄くする効果も期待できます。ビタミンCは、トラネキサム酸と併用することで、より高い効果が期待できます。
ビタミンE
脂溶性ビタミンの一つであるビタミンEは、ビタミンCと同じく抗酸化ビタミンです。強力な抗酸化作用を持っており、メラニン生成の抑制や還元などの効果を発揮します。さらに、ホルモンバランスを整える働きなどもあります。ビタミンEはビタミンCと一緒に摂取すると、相乗効果で抗酸化作用の働きがアップします。そのため、併用するのがおすすめです。
その他の飲み薬について
肝斑治療には、漢方薬などが用いられる場合があります。漢方薬は体質改善を目的に使用され、肝斑だけでなく、他の肌トラブルの治療にも用いられます。ただし、漢方薬は効果が現れるまでに時間がかかり、また、体質によっては合わないこともあるため、医師との相談が必要です。
クリニックでの治療
クリニックでは以下のような治療法があります。
ピーリング
ピーリングとは、薬剤を使用して古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促進します。肝斑以外にも、ニキビ跡やくすみ、小じわ、毛穴の開きなどにも効果が期待できます。
レーザートーニング
低エネルギーのレーザーを照射し、メラニン色素を少しずつ破壊していく治療法です。肝斑の悪化リスクが低く、肌への負担が少ないのが特徴です。ダウンタイムも短く、施術後すぐにメイクができる場合が多いです。
ポテンツァ
マイクロニードルを使って肌に微細な穴を開け、ラジオ波を照射することで、基底膜を若い肌の波型の状態に戻し、肝斑の根源である“メラノサイトが過剰にメラニンを作り続ける異常な状態”を抑制します。「針」と聞くと痛みを心配する方もいらっしゃるかもしれませんが、極細針を使用するため、強い痛みはほとんどありません。他の治療法で効果が得られなかった肝斑にも効果が期待できます。
エレクトロポレーションなどを使用した美白剤の導入
特殊な電気の力で皮膚に一時的に通り道を作り、さまざまな有効成分を真皮層まで浸透させ、肝斑を改善させます。痛みがほとんどない施術ですが、骨に近い部位は皮膚が薄く神経に近いため、ピリピリとした刺激を感じることもあります。有効成分トラネキサム酸や、ビタミンCなどを使用します。
肝斑の改善で意識した食生活

食事で肝斑の改善をサポート!
肝斑の改善には、飲み薬などの治療に加えて、バランスの良い食事を摂ることも重要です。特に、ホルモンバランスを整えてくれるものを意識して摂取するとよいでしょう。
大豆イソフラボン
女性ホルモンのエストロゲンと似たような働きをするため、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。納豆、豆腐、豆乳などに多く含まれています。
ビタミンC
メラニン色素の生成を抑え、コラーゲンの生成を促進する作用があります。柑橘類、いちご、キウイフルーツなどに豊富です。
ビタミンE
抗酸化作用があり、肌の老化を防ぎ、メラニン色素の沈着を抑える効果が期待できます。アーモンド、アボカド、かぼちゃなどに多く含まれます。
ビタミンB6
皮膚や粘膜の健康維持に役立ち、肌の新陳代謝を促進します。マグロ、カツオ、バナナなどに多く含まれています。
これらの栄養素をバランス良く摂取することで、体内から肝斑を改善する効果が期待できます。
日常生活の見直しも大切!
ホルモンバランスを整えるには、栄養バランスの見直しだけでなく、多角的なアプローチが重要です。ストレスを減らすためにヨガや瞑想を取り入れたり、質の高い睡眠を心がけたり、適度な運動をすることで、ホルモンバランスが整いやすくなります。また、紫外線は肝斑を悪化させる原因の一つです。徹底した日焼け止め対策も欠かせません。食べ物から栄養を摂ることは大切ですが、効果が出るまでには時間がかかります。毎日コツコツと取り組んでいきましょう。
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くすんだ印象を与える肝斑は、放置すると範囲が広がったり、濃くなったりする可能性があります。早めのケアによって、美しく健康的な肌を守ることにつながります。
ウォブクリニック中目黒では、肝斑治療に対応しています。処方薬(内服・外用薬)をはじめ、肝斑レーザートーニング、肝斑ポテンツァ、トラネキサム酸導入、ケミカルピーリングなど、患者様一人ひとりに合った治療をご提案します。
肝斑レーザートーニングでは、ピコウェイ(ピコトーニング)やメドライトC6(Qスイッチトーニング)を使用し、キメの整った透明感のある肌へと導きます。肝斑ポテンツァと組み合わせることで、肝斑の発生根源や色素にアプローチできます。
肝斑治療に関する疑問などにも丁寧にお答えします。気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
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