シミの種類を知ろう
一言にシミと言っても、シミにはたくさんの種類があります。
シミの種類によって、原因だけでなく治療方法にも大きな違いがあります。
一般的なシミに有効な治療法も、肝斑には悪化の原因になってしまうなど、医師の診断のもとにきちんと見極めて治療をしなければ、さらに症状を悪化させてしまうケースがあるため、注意が必要です。
美容皮膚科・皮膚科 ウォブクリニック中目黒
一言にシミと言っても、シミにはたくさんの種類があります。
シミの種類によって、原因だけでなく治療方法にも大きな違いがあります。
一般的なシミに有効な治療法も、肝斑には悪化の原因になってしまうなど、医師の診断のもとにきちんと見極めて治療をしなければ、さらに症状を悪化させてしまうケースがあるため、注意が必要です。
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30~40代に多く見られるシミの一種。薄い褐色で目の周りを避けるように左右対称に、ほほ骨に沿って生じます。
額や口の周辺にあらわれたり、左右で大きさ・位置が異なるタイプもあります。

別名を雀卵斑ともいい、鼻周りやほほなどに小さい点状のシミとなってあらわれます。
3歳頃から発症して思春期に顕著となります。

代表的なシミで、一般的にシミというとこれを思い浮かべる人も多いと思います。
紫外線が原因でメラニンが大量に作られてできたシミ。黒っぽく境界がはっきりしています。

左右対称にあらわれ、多くは成人以降で発症します。ほほのあたりにあらわれることが多いシミです。

ニキビや傷、かぶれなどによる炎症が治った後に生じる褐色のシミです。炎症が原因のため、年齢に関係なく、全身にもあらわれる可能性があります。

このように、シミ・肝斑のあらわれ方には大まかな傾向が見られます。まずはあなたの気になるシミがどのタイプで当てはまるかの参考にしてみてください。
しかし、シミの症状のあらわれ方によっては区別がつきにくいものも多く、複数のタイプのシミ・肝斑が同時に生じている場合もあります。シミのタイプによって治療方法も大きく異なり、シミの種類に適した方法を選ばなければかえって症状を悪化させてしまうこともあるため、シミの特定は医師の診察を受けることをおすすめいたします。
シミは、厚さわずか0.1〜0.3ミリほどの表皮の中で発生します。
紫外線などの刺激によってメラニンが生成され、それが代謝されずに蓄積されていくことがシミの原因となりますが、そもそもなぜメラニンが生成されるのでしょうか?
そして、メラニンが蓄積してしまう原因とは?
ここでは、シミ発生のメカニズムを少し詳しく見てみましょう。

表皮が紫外線を浴びると、メラノサイト(色素形成細胞)に信号が送られ、メラニン色素が生成されます。
メラニンはケラチノサイト(表皮細胞)の中にとどまって、紫外線から肌細胞を守る働きをします。


ケラチノサイト(表皮細胞)は表皮の一番下(基底層)から分裂し、約28日かけて徐々に肌表面に押し出され、最後は角質となってはがれ落ちます。これがターンオーバーです。
ターンオーバーとともにケラチノサイトの中にとどまっていたメラニンも排出されるため、通常の日焼けであれば約1ヶ月後には消えることになります。

何らかの原因でターンオーバーサイクルが乱れ、メラニンの生成が排出のペースを上回ると、大量のメラニンが肌に滞留することになります。このように、ターンオーバーが間に合わず肌に残ってしまったメラニンが、シミとなってしまいます。
紫外線を浴びすぎると、ターンオーバーで排出しきれないほどのメラニンが生成されてしまい、それが沈着するとシミになってしまいます。
肌が炎症を起こすと、色素が沈着しシミとなります。また、過剰な摩擦はメラノサイトを刺激し、メラニンを生成しやすくします。
女性ホルモンの一種であるプロゲステロン(黄体ホルモン)は、紫外線同様に刺激誘引物質として働き、メラニンを増加させます。
ストレスや喫煙、紫外線、睡眠不足、ミネラル・ビタミン不足も原因となって発生する活性酸素はメラノサイトを刺激しメラニンの増加を促します。
紫外線は細胞を破壊し、肌のハリ・弾力の低下にもつながります。肌年齢の衰えはターンオーバーの遅れを引き起こし、メラニンの沈着を引き起こします。
年齢とともに新陳代謝が衰えることにより、ターンオーバーが遅れがちになります。そのためメラニンが排出されず沈着してしまうとシミになります。
睡眠時に生成される女性ホルモンのエストロゲンが睡眠不足によって不足するとターンオーバーの乱れを引き起こします。

1.紫外線対策は入念に!
2.肌への過剰な刺激は控える
3.健康的でストレスフリーな生活を心がける
ここではとくに(1)にスポットを当てて、少し踏み込んだ解説をしましょう。
実はシミだけではなくシワ・たるみなど、皮膚の老化現象の多くは紫外線が原因だと言われており、これを皮膚科では「光老化」と呼んでいます。光老化は紫外線を受ければ受けるほど肌へのストレスが蓄積され、進行していきます。
子どもや若い世代は、一見、シミとは無関係で日焼けについて気にする必要もなさそうに思えますが、その積み重ねが大人になってから突然のシミとなってあらわれこともあるのです。
とくに近年は環境問題とも関連して、紫外線による肌への悪影響についての関心も高まっています。子どもから大人まですべての世代において、紫外線ケアは十分に行っていく必要があるといえます。